@article{oai:paz.repo.nii.ac.jp:02000096, author = {岡田, 了三}, issue = {8}, journal = {群馬パース大学紀要}, month = {2009-11, 2024-02-28}, note = {間質炎を主徴とする非特異的心筋炎剖検36例の臨床病理学的分析により急性8(劇症型2)、亜急性2、治癒過程3、慢性23例に分類され、各型代表例を提示した。心筋炎発症後の経過は炎症活性の消退につれて、線維・脂肪化、肥大の進行があり、病変の主座により全心型・右室型・心房型、心内膜・心筋型、心膜・心筋型の特徴が表面化する。心筋炎の合併症としては、ウイルス感染症と一致する肺、肝、リンパ節、膵、髄膜、腎の炎症が挙げられる。悪性腫瘍、肝硬変など消耗状態の合併は日和見感染としての心筋炎も含まれていることが示唆される。臨床的にステロイド治療は20%に施行されていた。日本病理剖検輯報記載症例の同一地区、同一時期、複数発生を手がかりに心筋炎の疫学的検討を行うと、東京首都圏では1970年より30年間に都心と周辺ドーナツ地域間に伝播の交互変換の繰返しがみられた。中部地区では1965年より20年間に長野を発端に北行、南進、東西往復の末に長野へ戻る流行波が推定された。心筋炎後心拡大症27剖検例では心重量は慢性心筋炎を上廻り、炎症終息後、拡張型・肥大型・拘束型・右室型・心房型心筋症、心内膜心筋硬化症など多彩な病像を示し、各型の代表例を提示した。とくに肥大型2例でW-P-W心電図に対応する房室伝導副束の存在が証明された。, 資料}, pages = {29--61}, title = {老研究者の覚え書 : 順天堂時代Ⅲ 心筋疾患(3) : 非特異的心筋炎、心筋炎後心拡大症―再考}, year = {} }